美容学校選びにおける指標や基準は何かあるか?

美容学校選びにおける指標や基準は何かあるか?

美容に関することを学んで将来は、美容分野で活躍したいと考える人もいるのではないでしょうか。
そのような場合には美容学校に通って知識や技術を身に付けるのがおすすめです。
美容選びをするとき指標にしたいものには、まず自分の目的に合っているかということが挙げられます。
一口に美容学校といっても様々な学校があり、美容師を目指すのかエステティシャンを目指すのかによって選ぶべきところは異なるからです。
ヘアサロンやエステティックサロン、ネイルサロンなど卒業後にどこで働きたいかを考えて選ぶことをおすすめします。
また美容学校を選ぶときには、学費にも注目したいところで、学費は専門学校なら大体200万円から300万円ほどが一般的です。
それから選択科目や課外授業の内容もチェックしておくのが良いです。
これらは学校によって違いがあるので自分の関心がある内容を学べるところを選びましょう。
そして卒業生の就職先や校風が自分に合うかもポイントになります。

過去の国家試験の合格率も美容学校選びの決め手となることがある

美容師になるためには、まず美容学校に入学しなければなりませんが、自宅から通えそうな所が複数ある場合だと、どの学校に入るべきか迷うところです。
もし、入学したい美容学校が決められずに迷っているのであれば、過去の国家試験の合格率も参考にしてみると良いでしょう。
全国各地にある美容学校(美容師養成施設)では、学生の聞き取りなどに基づいて美容師国家試験の合格率を独自に発表しています。
例えば、2021年2~3月に実施された第43回の国家試験では、全受験者の85.6%が合格しましたが、美容学校別にみると多くの学校でこの合格者の割合を上回っており、中にはその学校からの受験者が全員合格したところもありました。
このような養成施設の中には、合格者の割合の高さを結果を入学者集めに利用している所があります。
たくさんの人が入学していて、なおかつ国家試験の合格者の割合が高い学校は、指導方法が優れている質の高いスタッフが多いと考えることができ、入学先選びにおいてはプラスに評価できます。

著者:赤井雅之

筆者プロフィール

東京都北区生まれ。
美容師の経験あり。
美容学校の非常勤講師などをしています。